読書で必要なのは文章を読解する力

読解力をつけるためにたくさん本を読んだ。
その本たちは、この間すべて吹田の業者に古本買取を依頼してすべて処分した。

読書をするときには、文章を読解する力が何よりも重要だと言えます。
もしも、作者が会心の表現だと感じて書いた文章でも、その文章を読者が正しく理解することができなければ、文章の魅力も半減してしまうでしょう。

同じように、そもそも言葉の意味や熟語の意味をしっかりと理解できなければ、読書を楽しむことはできないのです。
往々として、作家というのはあまり常用語ではない言葉を用いてオリジナリティーあふれる文章を書きますから、その文章について理解ができないと「これはどういう意味なんだろう?」と戸惑ってしまってわからないまま読書を終えてしまいます。

ですから、読書を楽しむためには、スラスラと読めるように漢字を多く知っておいたほうが良いですし、熟語やことわざや慣用句を多く知っていればいるほど、作者が伝えたいことを100%近く受け取ることができるのです。

たとえば、とある本に「機運」という熟語がつかわれていたとしましょう。
機運とは、わかりやすく言えばタイミングのことですが、その意味がはっきりとわかっていなければ、文章を正しく理解できない可能性があります。

このように、漢字や熟語などを正しく理解することは、読書において基本中の基本です。
そして、それらの国語力というのは、一朝一夕で身につくものではなく、子どものころから長い年月をかけて培われていくものです。ですから、子どものころから本を読んで言葉を知り、国語力を高めていくということは、すなわち読書が滞りなくできるような能力を身につけるということに他ならないのです。

今の若者には読書習慣がなくなってきていてどんどん読書から遠ざかっていると聞きますが、それは子どものころから読書に慣れ親しんでいないからではないでしょうか?
ですから、国語の教育というのをもう1度しっかりと見直し、きちんとした読書力を身につけて欲しいです。
読書習慣が身につけば人生のプラスになりますし、それはとても大事なことです。

自分の内面と本棚の関係

自宅の小さな本棚の前でいつも悩むのが、どの本を残し、どの本を処分すれば良いのか?ということです。

賃貸暮らしなので全ての収納に限りがあり、それほど興味のない服や靴、食器などは結構数を絞ることができるのですが、趣味の読書となるとちょっと難しいのです。

10代20代30代とそれぞれの年代で夢中になった本は違いました。
10代は、親からもらうお小遣いからお昼代やジュース代を削って買ったマンガや本がいつもそばにありました。
20代は、会社帰りの書店のはしごが習慣でした。毎日行っても毎回新しい発見、新しい本との出会いがあることに驚きました。
もらったお給料で家賃や光熱費を支払ったあとで、好きなだけ本を買える自由が本当にうれしかったです。
そして30代は、結婚と出産、育児で読書の時間が大幅に減った時期でもありました。
小さな子どもを連れてはなかなか以前のように本屋をはしごするのも難しく、ネットの本屋さんにはだいぶ助けられました。実際に手に取れないため、ジャケ買いやレビュー買いで失敗することもありましたが、夜中でも子どもの昼寝中でも好きな時間に注文できるのは、育児中の読書の救世主でした。

書店へ出かける代わりに、子どもと一緒に近所の図書館へ出かけて親子で山盛り本を借りる楽しさも知りました。
いくら借りてもいくら読んでもお金がかからないので、経済的に厳しい中でも読書だけは楽しむことができました。
10代から30代に集めたマンガや小説の本棚も、置き場所がなくて手放したり、誰からに貸したまま戻らなかったり、飽きて処分したりと、人生と共に大きく変化しました。

限られた収納のため、その時一番好きな本だけを残すことにして現在に至ります。
本棚を見れば、その時の自分の人生ベストがわかります。
自分の内面と同じで、少しずつ変化していくこの本棚がこれからどうなっていくのか楽しみでもあります。

でも、できればもっと大きな本棚を置ける家に住んでみたいものだと思います。

・本に関する参考サイトの紹介・
本棚.com
日本図書館協会

内田樹著『先生はえらい』を読んだ感想

ここのところ内田樹さんの本を続けて読んでいます。

この本は題名がおもしろいです。

「ひとりでは生きていけないのも芸のうち」「下流志向」など、内田さんの本は題名に惹かれるものが多いように思います。

先生はたとえ何一つ教えてくれなくても生徒が「えらい」と思えば学びの道は開かれます。いまの学生たちは尊敬できる先生に出会えていないのは不幸です。モデルになる先生に出会えたら幸せです。
出会いは偶然ではなく、運命的必然です。

誰も知らないこの先生の素晴らしいところを「私だけが知っている」という感じは恋愛に似ています。

学ぶというのは知識や技術を教えてもらうことではありません。
自動車の運転免許を取得する学校の先生のことを年月が経っても覚えているでしょうか。

「自分が思っていること」は話す相手によって変化します。
私たちは相手に対して話します。相手に応じて話す内容も変化します。

ルネッサンスの頃に、大航海時代というのがありました。
ヨーロッパの人たちは海図もろくにない時代に新大陸や「黄金の国」を目指して交易圏を広げていきます。
金銀や奴隷や特産品を得るために探検航海を推進したという市場経済的な説明がされますが、内田さんは疑義を投げかけます。
これは「交換への欲望」だったといいます。

コミュニケーションでは、「もっと話を聞かせて、あなたのことが知りたいから」と言われるとうれしいです。相手に気遣われていると生きた心地がします。
無視されていると生命が弱々しくなります。
「シカト」が残酷なのはその人を存在しない人間のように扱うからです。
「おまえはもう死んでいる」というのは、「殺してやる」よりも残酷です。

わたしたちが敬意を抱くのは謎の先生です。
夏目漱石の「こころ」の先生と「三四郎」の「偉大なる暗闇」というような、なんだかよくわからない先生、満たされなさにとりつかれた先生が例として挙げられています。

先生の本当の「えらさ」や教育の達成度というのは数字で査定できるものではないということを知って、業績評価は行われるべきでしょう。

ページをめくるワクワクとドキドキが読書の醍醐味

読書好きの私としては、読みたいと思った本はすぐに買ってしまいます。

そのため現在の蔵書はおよそ1000冊で、狭いアパートの部屋が増々狭くなっています。
読み終えたものから売るなり捨てるなりすればいいのでしょうが、
一度読んでしまうと愛着が湧いてしまって、手元に置いておきたくなるのです。

それに、本を読むこと自体が私の歴史の1ページになっているので、
それぞれの本の中に様々は思い出や感情が溢れていて、いつまでも大事にとっておきたくなってしまいます。
新刊だけではなく、古書を買い求めることも多々ありますが、その場合、衝動買いが多いような気がします。

古書街などをぶらぶらしていて、タイトルや表紙に惹かれると、知らない作者の本でもついつい欲しくなるからです。
本の厚みにもよりますが、1冊の本は大体1~3日ほどで読み終えます。
ものすごく面白いと思ったものは人に勧めますが、好みもあるので、余り強くは言いません。

その代わり、みんな私が読書好きで本の知識は割とあると知っているので、色々質問してきますから、
それには丁寧に答えるようにしています。
ただ、自分が好きな本の感想などを求められると、大興奮しながら話をしてしまうので、つい話が長くなってしまいます。
最近では携帯電話で小説を読む人などもいますが、私は絶対に紙じゃないとダメなタイプです。

本は前のページをすぐに読み返すことができますし、自分で読んだ目安がわかるので、
どれくらい夢中になっているかのバロメーターになります。
そして何よりページをめくるという作業がとても大好きです。
ページをめくるたび、次のページには何があるのか、どんな世界が待ち受けているのか、
そのワクワク感やドキドキした気持ちは「めくる」という感触と一体になっています。

また、買ったばかりの本のにおいもたまりません。
文字からにおいが出てくるというか、このページを見るのは私が最初なんだと思うだけで、幸せな気持ちになってきます。
本というものは物語を運んでくれるだけではなく、その物質がもたらす様々は現象までも私の中の時の一部として刻まれます。

だからこそ本は手放せません。これからも本をたくさん買って、ページをめくっていきたいです。

・本に関する参考サイトの紹介・
国立図書館
ブック・キープ・サービス

今まで読んできた本と私

今までたくさんの本を読んできました。ジャンルもさまざまです。最初は学生の頃などは、物語や小説を楽しんで読んでいました。

たくさんの作家さんの本を読んでみたくって、新聞の広告欄に、面白そうな本はないかなぁとチェックしては、メモをしたりしていました。

私が選ぶ本は、だいたいが笑えるものや楽しいものが多い気がします。重いテーマのものはなんとなく避けてしまいます。でもミステリーは好きだったりします。奇想天外なSFチックなものも大好きです。そういうものって、私の頭のなかでは考えつかない想像の世界なので、完全に没頭できるので、すごくストレス発散になります。

私は没頭してしまうと一気に読みたくなって、夜中まで読んで、気が付いたら朝になっていた。ということもよくあります。結末を知りたくて、寝る間も惜しんで読んでしまうのが悪い癖なのですが、でも、淡々としたお話よりも、一気に読んでしまいたくなるくらいのスピード感がある作品が好きです。その後は完全に寝不足で、読み終えた途端、眠気と戦うことになるのですが…。

あとは悩み事があったり、落ち込んだりすると、自己啓発系の本を読みたくなってしまいます。自分になんとなく自信がなくなってしまうときがあるのですが、そんなときも本に救われたことが何度もあります。本の中の励ましの言葉を拾ってはメモに残します。そのメモはけっこうたまって、自分が元気になるためのノートみたいな感じになっています。

健康が気になったら健康の本、美容が気になったら美容の本。なんでも知りたいことがあれば本を探して読む、という習慣ができているように思います。

自分の部屋の本棚をみると、あの頃はこんな事考えていたなぁとか、あんな事があったなぁとか、並んでいる本を見て自分の歴史を感じることもあります。

そして悩んでいる時に買った本を見て、「もういらないかなぁ」と思う時があります。たぶんその頃より成長したのだと思います。「同じ悩みが来ても私はもう大丈夫」と、同じ問題が起きてもクリアできる自信が付いたのだと思います。その時は、もうその本とはお別れします。

本を選ぶとき、本はその時その時の自分を映す鏡のようだと思ったりします。今、本がたくさんある時代で良かったと思います。これから私はどんな本に興味を示すのか謎です。またこれからも新聞の広告欄をチェックする日々が続くのだと思います。